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民間就活と公務員勉強は両立できるのか?

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ぼくは3年前に政令市の公務員になったのですが、民間企業の就職活動公務試験を両方していました。

ちなみに、当時は理系の院生であったため民間企業は技術職を、公務員試験は一般行政職の枠をねらって1年間勉強しました。

あくまで公務員が第一志望だけど、興味ある民間企業もあると考えていたため両方めざしました。比重でいうと、公務員:民間=7:3ぐらいの気持ち。

その当時の就活の感想踏まえて書きます。

 

両立する上では”どこに住んでいるか”が重要

就職活動が本格化してくる時期にどれだけ勉強する時間を確保できるか?がポイントとなります。

公務員試験は、だいたい4月〜7月あたりに筆記試験があります。ご存知の通り、この時期って就職活動が本格化している時なんですね。

民間企業の面接会場はだいたい東京・大阪といった都市部で開催されるんですが、ぼくは当時地方に住んでいたため、移動に体力・時間・お金を奪われました。

試験の時期におおくの企業面接が入り込み、正直勉強どころではなかったです。しかし、都市部に住んでいる学生なら両立が簡単なんです。

地方に住んでいるぼくがなんとかできたのですから、両立はできる!と思います。都市部の大学にいく重要性を身をもって感じました。

 

民間も公務員も志望先を絞る

公務員は「国家一般職」「政令市」「中核市」の試験をうけ、民間を5つほど受けた感じです。なんせ時間がありませんでした。

 

一番重要なのは両立させるという覚悟

結局根性論かよ…と思われたかもしれませんが、重要なんです。なぜかというと公務員試験のしんどさって”約1年間受かるかわからない試験勉強を継続する”ということなんですね。

しかも周りのほとんどは民間志望のため、就活が始まるまでは遊んでいます。

また、大金を払って公務員講座に申し込んで、結局試験勉強を諦めてしまい民間就職に切り替えた学生を何十人と見ました。

これは両立する場合にも言えることで、民間への就職もあるし…と公務員勉強をおろそかにしてはいけません。それなら公務員一本に決めた方がいいです。

 

ケースワーカーは出世コース

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生活保護受給者を相手にする市の職員を「ケースワーカー」と呼びます。

 

生活保護とは憲法25条の理念に基づき、国や自治体が「健康で文化的な最低限度の生活」を保障しつつ、自立を促す制度のこと。

年齢や健康状態、困窮の程度などで毎月の保護費が決まります。

 

 

ケースワーカーとはどんな仕事?

簡単に言うと生活保護を受けれるかどうかを判断し、また生活保護受給者の現状について管理をする仕事です。

 

生活保護受給者を相手にするため、かなりハードな仕事といえますが、残業は全く無いようで有給をすべて消化してる人がほとんどといった感じです。

しかし、受給者のお宅に訪問するため、孤独死の現場に居合わせたり、受給者に犯罪容疑がかかっていたため警察に呼ばれて事情聴取をされたなど、かなり特殊な経験をすることもあるようです。

ほかにも、受給者が隠れてバイトをしてないかを調査するために尾行するといった探偵のようなこともするようです。

 

ケースワーカーって出世コースなの?

これは自治体にもよると思いますが、ケースワーカーは出世コースであるといえます。

よく若くてしっかりしている新規採用職員が配属されますが、この職員のつぎの職場は高確率で激務の出世コース部署であることが多いです。

公務員の世界では、激務の部署(財務系や人事系)が一般的な出世コースなのですが、出世コースにいる職員が過去ケースワーカーだったと言う例はよくあります。

また、ずっと出世コースだった職員が係長に昇級した際、生活保護を担当する部署に配属というケースも多いです。このパターンはかなりエリートだと思います。

 

 

ケースワーカーの仕事内容は確かにハードですが、勤務時間等から考えると、それほどではありません。

また、ケースワーカーが受給者のお金を握っていると言う点から、ケースワーカーに対して強く出る受給者は少ないようです。