ケースワーカーは出世コース
生活保護受給者を相手にする市の職員を「ケースワーカー」と呼びます。
生活保護とは憲法25条の理念に基づき、国や自治体が「健康で文化的な最低限度の生活」を保障しつつ、自立を促す制度のこと。
年齢や健康状態、困窮の程度などで毎月の保護費が決まります。
ケースワーカーとはどんな仕事?
簡単に言うと生活保護を受けれるかどうかを判断し、また生活保護受給者の現状について管理をする仕事です。
生活保護受給者を相手にするため、かなりハードな仕事といえますが、残業は全く無いようで有給をすべて消化してる人がほとんどといった感じです。
しかし、受給者のお宅に訪問するため、孤独死の現場に居合わせたり、受給者に犯罪容疑がかかっていたため警察に呼ばれて事情聴取をされたなど、かなり特殊な経験をすることもあるようです。
ほかにも、受給者が隠れてバイトをしてないかを調査するために尾行するといった探偵のようなこともするようです。
ケースワーカーって出世コースなの?
これは自治体にもよると思いますが、ケースワーカーは出世コースであるといえます。
よく若くてしっかりしている新規採用職員が配属されますが、この職員のつぎの職場は高確率で激務の出世コース部署であることが多いです。
公務員の世界では、激務の部署(財務系や人事系)が一般的な出世コースなのですが、出世コースにいる職員が過去ケースワーカーだったと言う例はよくあります。
また、ずっと出世コースだった職員が係長に昇級した際、生活保護を担当する部署に配属というケースも多いです。このパターンはかなりエリートだと思います。
ケースワーカーの仕事内容は確かにハードですが、勤務時間等から考えると、それほどではありません。