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新卒1年目からパワハラ上司の部署に配属された話

最近、私の同期が上司のパワハラが原因で休職しました。噂に聞くとその上司は繁忙期になるにつれ非常に機嫌が悪くなり、よく部下を怒鳴っていたとのこと。私にも似たような経験があります。

私が入庁した時の上司はパワハラで有名な人でした。運が悪いことに、その上司は私の入庁と同時に異動してきたので、結果として3年間も一緒に仕事をする羽目に。1年目は本気で仕事を辞めようかと悩み、2年目は上司の性格が徐々にわかってくるように、そして3年目は上司とそれなりに上手く付き合えるようになりました。

 

1年目

採用されてから研修期間の2週間が経過すると、都市計画系の局の総務へ配属されました。局内のまとめ役ということもあり非常に激務で有名なところでした。

研修期間がたった2週間ということもあり、右も左もわかならいまま新卒は部署へ配属されます。

一方で私の上司は担当時代に当局で仕事をしていた経験があり、係長に昇格してから同じ局に戻ってきたという異動の流れです。つまり、都市計画系のプロでもありました。そして、噂に聞くほど有名なパワハラ上司でもありました。特徴は非常に気分屋で、仕事が忙しくなればなるほど部下へのあたりがひどくなります。異動してきたばかりは、覚える仕事が大量にあるため、上司は余裕のない状況が続くことになり、その余裕のない時に何もわからない新卒が部下として配属されたのですから、私はパワハラをこれ以上ない好条件で真っ正面から受けることになりました。

なにもするにしても愛のないお叱りを受け、かなり病んでいました。残業も100時間越えは当たり前。一度仕事を休んでしまえば一生仕事に行かなくなるだろうなと思っていたため、取り合えず根性と意地で出勤していました。

 

2年目

2年目になると心を殺しながら仕事をする術を身につけます。上司には相変わらず怒られますが、心を殺すという技によりなんとか耐えることができるのです。

また、新しく異動により2人の男女が配属され、そっちにも矛先が向けられます。2人とも入庁して3、4年が経過している人でしたが、非常に怒られていました。女性職員は仕事中泣いている場面もあり、次の年に他部署へ移動することとなります。課長面談で泣いて異動を申し入れたとの噂です。

 

3年目

3年目はこの上司の右腕としての仕事を任されます。仕事は花形の市会対応。怒られながらも自分の仕事が評価されていたことに驚きつつ、いよいよ上司から片時も逃げることができない状況に身を置かれます。結果として無事一年間仕事をやり遂げることができ、上司は3年で異動することに(私はなぜか4年目居残ることに…)。上司が異動する際には、私の成長がいちばん嬉しかったと言って貰えるまでの関係になりました。

 

3年間パワハラ上司のもとで働いてわかったこと

2つあります。①怒られている時こそ自分から話しかる。②上司の忙しさ、機嫌を察知する。

①については、なかなかメンタル的に厳しいかもしれませんが、怒られている時こそ報告・連絡・相談を逐一入れるべきです。自分の仕事の状況を共有することでさらなるミスを防ぎます。怒られた時にこそコミュニケーションで常に怒られる悪循環を断ち切るのです。

②についてですが、機嫌によって判断が180度変わる人はよくいます。どれだけ上司の余裕がある時に話しかけるか、できるできないで雲泥の差です。

私の上司の場合、確かに部下へのコーチングは非常に残念で、結果パワハラ上司として名を轟かせる方でしたが、仕事自体は超一流というパターンでした。仕事自体は非常に評価されているため、課長や部長は部下への対応など基本的に気にかけません。その部下は耐えるしかないのです。